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2009年 07月 12日

写真展が終了しました

写真展が終了しました_b0178615_23584854.jpg

本日までギャラリー・アビィで開催されていた黒白寫眞展●4が終了。
出していたのはこの間もかきました初の全紙プリント そのときのレポはこちら→  

この写真は去年の夏、室生寺の最寄り駅から折りたたみの自転車で
室生寺に向かってひたすら山の中の坂道を漕いでいたときの写真。
トンネルの中の30 35と言う数字が妙に気になって、ここで停まるとしんどいなあ
と思いながらも自転車を止めて撮った写真です。
自転車を置いたのは「なんとなく」ですが、理由をつければ
単純にメカメカしいこの自転車を撮るのが好きだから とか
自転車を置けば止まっていても少しは写真に動きが出るかな とか
30 35だけではすこしシンプルすぎるのでごちゃごちゃしたものをいれたかった とか
そんなところです。

もともとBD-1(自転車の名前)シリーズで展示しようと思っていて
その中でもこの写真が一番インパクトが強そうなのでこれを少し大きめ
他のを2Lぐらいでとか考えていたのですが
BD-1でモノクロに限定すると枚数もあまり無く、
あっても記念写真っぽかったり敢えて出したいと思うものでもなかったり。
ならいっそのこともともと大きいサイズでプリントしてみたいと思っていたこの写真だけを全紙でプリントして出すことにしました。

カメラ  CONTAX G2
レンズ  biogonT*21mmF2.8
フィルム FOMAPAN200
撮影地  室生口大野

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本日のPen-Fカウンター  39(2009年7本目中)





写真展が終了しました_b0178615_0255867.jpg

写真展が終了しました_b0178615_0263716.jpg


印画紙の縦横比にあわせて少しトリミングしています。

ただすこし誤算だったのは、この写真を大きいサイズに焼きたいと思ったときに見ていたのは、キャビネ判という2L程度の試し焼きのとき。
なんでこれを大きくしたいとその時思ったのかあとになって振り返ってみると、
キャビネの時点で大きいサイズでプリントしたときのイメージ、
つまり粒子があれてざらざらしててこれぞモノクロという雰囲気が既にあったからだ。
普通の写真ではキャビネ程度でプリントしたときには粒子などあらわれない。
この間展示した大四つというB4ぐらいのサイズの写真でですら粒子など全くでなかった。
それが今回はキャビネの時点ですでにざらっとした感じがでているのだから
それを全紙などに引き伸ばしたので予想以上にアレた写真になった。
暗室でプリントができたときにはまさかここまでアレるとは、という思いもあった。

ただ、実際にギャラリーに展示してみると少し離れてみるので意外に丁度いい具合。
遠くから見るとキャビネのときのイメージとそうかわらず、
近くで見ると粒子がはっきりでてて違った味が出ている。
これだけ大きく引き伸ばしても遠めに見るときれいなコントラストで見れるのは
きっと、高いけど奮発して買ったフジのレンブラントという印画紙のおかげもあったのかなと思う。

by tom_nish | 2009-07-12 23:58 | CONTAX G2


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